市街化調整区域の不動産は買取できる?売却条件と流れを解説

買取

渡邉 友浩

筆者 渡邉 友浩

不動産キャリア28年

この仕事は『ありがとう』が溢れています。お取り扱いする商品が高価であるため、責任が重くプレッシャーが大きい仕事です。ただ、それ以上に、『良い物件を見つけてくれてありがとう!!』『早く売却してくれてありがとう!!』『困ってる不動産の問題が解決できてありがとう!!』など。お客様から本当にたくさんの『ありがとう』を頂きます。地域の不動産業者にしかできない仕事で街づくりに貢献していきたいです。

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稲沢市の市街化調整区域に土地や建物を所有していると、「建築制限があっても不動産会社に買い取ってもらえるのか」と不安になる方もいるでしょう。

市街化調整区域は建築や利用に条件があるため、一般的な宅地と同じ基準だけでは買取可否を判断できません。

ただし、市街化調整区域だからといって一律に買取できないわけではありません。

接道、地目、開発・建築許可、区域指定などを確認すれば、利用可能性や再建築の条件を整理できます。

そこで本記事では、市街化調整区域の不動産の買取が難しい理由と、査定前に確認する条件、買取の流れを解説します。

目次FAQ

Q1

市街化調整区域の不動産はなぜ買取が難しいのですか?

A

建築・再建築や用途に制限があり、購入後の利用方法が限られやすいためです。

詳細はこちら 市街化調整区域が売りにくい理由
Q2

市街化調整区域の買取では何を確認しますか?

A

接道、インフラ、地目、許可履歴、条例指定区域などを確認します。

詳細はこちら 買取査定で確認する土地条件
Q3

市街化調整区域の不動産買取はどのように進めますか?

A

資料を準備して査定を依頼し、現地・役所調査を経て価格と契約条件を確認します。

詳細はこちら 査定依頼から契約までの流れ

市街化調整区域の不動産買取が難しい理由

市街化調整区域は建築や用途に制限があるため、購入後の利用可能性を確認する必要があり、買取が難しくなる場合があります。

建築・再建築に制限がある

稲沢市の市街化調整区域内では、原則として建築物を建築できません。

ただし、都市計画法第34条各号に該当し許可を受けられる場合や、許可を要しない建築などがあります。

既存建築物の建替えにも一定の取扱いがあるため、「市街化調整区域では建築できない」と一律には判断できません。

個別の建築可否は稲沢市建築課へ確認が必要です。

買主や利用用途が限られやすい

市街化調整区域の物件は、住宅や店舗など、希望する用途で使えない場合があります。

購入後の活用方法が限られる物件は、買主候補も限られやすくなります。

買取査定では、現在の建物を使えるか、建替えや用途変更が可能かなどを確認し、再販・活用の見通しを判断します。

そのため、査定額は物件ごとの条件によって大きく変わり、市街化区域との価格差を一律の割合で示すことはできません。

なお、弊社では、稲沢市梅須賀町の市街化調整区域にある空き家を買い取り、解体・造成工事を行ったうえで分譲地として販売した実績があります。

住宅ローン審査に影響する場合がある

購入希望者が融資を利用する場合は、物件の再建築や利用上の制限が担保評価や融資審査に影響する可能性があります。

審査基準は金融機関ごとに異なるため、融資の可否は個別に確認する必要があります。

参照

市街化調整区域の不動産は、建築・利用条件によって買取可否が異なります。物件ごとの条件を確認したうえで、弊社が査定・売却方法をご案内します。

稲沢市の不動産買取のご相談はこちら

市街化調整区域の不動産買取で確認する条件

買取可否や査定額は、接道・インフラ・地目・許可履歴・条例指定区域などを個別に確認して判断します。

接道状況とインフラ

道路の種類や幅員、接道長さを確認します。

建築基準法では、建築物の敷地は原則として幅員4m以上の道路に2m以上接する必要がありますが、一定の要件を満たして認定や許可を受ける場合などには例外があります。

建築物の敷地 建築物 2m以上接する
道路 幅員4m以上

上下水道やガスの引込み状況も査定の確認項目です。

地目と農地転用

登記地目と現況を確認します。

農地のまま売買する場合は農地法第3条、農地以外に転用する場合は第4条または第5条の許可が必要です。

市街化調整区域内の農地は転用にも制限があります。

農地法上の手続きは稲沢市農業委員会事務局、農振農用地の指定状況などは農務課へ確認しましょう。

過去の開発・建築許可

建築時期、建築確認関係書類、開発・建築許可書などを確認します。

過去にどの制度や許可で建てられたかは、現在の利用や再建築を判断する材料になります。

条例指定区域

稲沢市には、都市計画法第34条第11号に基づき、指定区域内で一定の要件を満たす住宅や兼用住宅の建築が認められる制度があります。

個別の建築可否は、稲沢市建築課へ確認しましょう。

確認項目確認内容査定への影響
接道・インフラ道路、接道長さ、上下水道など建築・利用条件の判断材料
地目・農地登記地目、現況、転用可否利用方法・手続きの判断材料
許可履歴建築確認、開発・建築許可再建築・活用可能性の判断材料
区域指定第34条第11号指定区域など建築用途・条件の判断材料

参照

市街化調整区域の不動産を買い取ってもらう流れ

市街化調整区域の買取は、資料準備、査定依頼、現地・役所調査、価格・条件確認の順で進めます。

市街化調整区域の不動産買取の流れ

1資料準備
2査定依頼
3現地・役所調査
4価格・条件確認と契約
  1. 登記簿・公図・許可書などを準備する

    登記事項証明書、固定資産税納税通知書、公図、測量図、建築確認関係書類、開発・建築許可書など、手元にある資料を整理します。

  2. 弊社へ査定を依頼する

    市街化調整区域では、許可履歴や再建築の可否、農地に該当する場合の手続きなどが査定に関係します。分かる範囲で資料や物件の状況をお伝えいただくと、必要な確認事項を整理しやすくなります。

  3. 弊社が現地調査・役所調査を行う

    現地では接道、インフラ、建物の状態などを確認します。役所では都市計画、開発・建築許可、農地転用、条例指定区域など、物件に関係する条件を調べます。

  4. 買取価格・条件を確認して契約する

    価格だけでなく、引渡し条件、残置物、境界・測量の扱いも確認します。契約不適合責任について特約が設けられる場合は、責任の範囲や条件を契約書で確認し、内容に納得してから契約へ進みましょう。

まとめ

市街化調整区域の不動産は、一律に買取できないわけではありません。

建築・用途上の制限に加え、接道、地目、農地転用、許可履歴、区域指定などを個別に確認することで、買取可否や売却方法を検討できます。

売却を進める際は、手元の資料を整理して査定を依頼し、現地・役所調査の結果を踏まえて価格や契約条件を確認しましょう。

また、市街化区域との価格差は一律には決まらないため、査定額は物件ごとの条件を確かめたうえで判断することが大切です。

稲沢市の市街化調整区域にある土地や建物について、買取の可否や売却方法に迷っている方は弊社へご相談ください。

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